マイケル・サンデルの白熱教室@東北大学に行ってきた(1)

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本日、
 
マイケル・サンデルの白熱教室@東北大学
 
参加してきました!
 
 
 
 
 
 
シャイだと言われている東北人、
 
議論するぐらいなら本音を言わない東北人。
 
 
 
 
 
復興するためだったら、
 
んなごどいづまでも
 
言ってられねーっちゃ!!!
 
 
 
 
 
ばりに、東北人1000人が集い、
 
復興について考え、議論した場となりました。
 
 
 
 
 
 
東北大学内で募集した時、募集人員の2倍。
 
NHKでの募集では募集人員の4倍の人氣だったとか。
 
そこをめでたく引き寄せまして、
 
貴重な場を勝ち取った幸せな私としては、
 
参加していない方に伝えておかなきゃ!
 
 
 
 
 
復興に関係するいくつかの問題について、
 
サンデル教授が問いを投げ、
 
参加者は配布されているパンフの色で
 
どちらの意見か回答します。
 
パンフは一方が、もう一方がになっています。

 

 
 
 
 
 
そして、それぞれの回答者の中から、
 
挙手での意見をピックアップし、
 
時に双方を議論させ、
 
会場全体で対象の問題について考える。
 
 
 
 
 
詳細な意見を言えるのは、挙手で当たった
 
ラッキーな人だけど、
 
それよりもまず、自分がどうえるのか、
 
自分が人の意見を聞いて、
 
どうじるのかってことが大事かなって、
 
私自身感じました。
 
 
 
 
 
 
最初の質問は練習。
 
問い
 
今後復興していくにあたって
 
うまくいく  or うまくいかない
 

(楽観的意見)  (悲観的意見)

 
 
 
 
 
あなたはどちらを選択しますか?
 
そして、その理由はなんでしょうか?
 
 
 
 
 
 
会場の回答結果としては、
 
おおよそ半々で、若干「うまくいく」のが
 
多かったです。
 
 
 
 
 
 
私は「うまくいく」と考えます。
 
確かに今のままでは先行き見えないし、
 
進み具合も遅い。
 
このまま東北の人たちが、
 
何も行動を起こすことなく、
 
人任せの時の流れ任せにするとなれば別です。
 
 
 
 
 
でも、自然災害を何度も経験し、
 
それでも東北の地に生き続けている子孫の
 
私たちならば、必ず「うまくいく」ように
 
行動を起こし、新しい東北とは、
 
どんな東北なのかを求め続け、創りあげて
 
いくってじています!!!
 
 
 
 
 
 
そうでなければ、
 
起業の支援を行おうなどと考えておりません。
 
行動を起こすならば、
 
実現するために必要なことを学び、
 
考え、行動し、改善し、行動する。
 
そこを実現できるように応援していきます。
 
 
 
 
 
 
 
さて、練習もそこそこに、
 
ひとつめの問い
 
放射能で汚染された土の仮置き場として、
 
自宅近くの土地が選ばれたならば、
 
受け入れる or 受け入れない
 
 
 
 
 
あなたはどちらを選択しますか?
 
そして、その理由はなんでしょうか?
 
 
 
 
 
 
会場の回答結果としては、
 
おおよそ半々で、若干「受け入れない」のが
 
多かったです。
 
 
 
 
 
私は「受け入れる」を選択しました。
 
仮置き場として、周りに人の生活エリアが
 
無いことが一番だとは思いますが、
 
住居近くを選択されるということは、
 
どこかに置かなければ、
 
作業が進まないから。
 
 
 
 
 
 
会場でのやりとりでは、反対派は、
 
家族のためには近くには置きたくない、
 
福島から避難してきている人も居るから、
 
近くには置きたくないというのがありました。
 
 
 
 
 
賛成派は、誰かが受け入れなければならない。
 
でも、受け入れるからには保証しろという
 
意見も出ていました。
 
 
 
 
 
議論がなされるのは非常に良いことです。
 
しかし、前提として、
 
放射能に汚染された土の処理だけじゃなく、
 
政府が今描いている復興というのが、
 
どんな風に行われるのかということを
 
情報として把握していないといけないということ。
 
 
 
 
 
汚染された土を処分するためには、
 
どんなことが必要で、
 
例えば1トン処理するのに、
 
どのぐらいかかって、
 
仮置き場に置かれる土はどれだけの量になるのか。
 
 
 
 
 
 
そもそも、仮置き場が必要なのは、
 
処理が追いついていないからであって、
 
どのぐらいかかるのかってことがわかっていないと、
 
仮といっても何年必要なのかということが
 
市民にはわからないわけです。
 
 
 
 
 
 
で、そういう情報が無いと、
 
個人の感覚値、イメージで議論されるので、
 
仮っていったらこの年数じゃ長いとか、
 
いつまで延期するのかわからんからと、
 
不安にもなる。
 
 
 
 
 
 
基本的に、自分と家族を大事にするという
 
気持ちはある。
 
 
 
 
 
でも、地域として、日本として、そして、
 
自分たちの子孫までを考えて、
 
幸せでいるために、自分が割を食えるか
 
って考えると、
 
そんなの知るかっていう人と、
 
それならばという人は分かれると感じました。
 
 
 
 
 
 
放射能汚染の土の処理だけじゃなく、
 
沿岸部の盛り土が不足しててどこから持ってくれば?
 
ってなった時、市や県をまたぐとスムーズには
 
いかないだとか、
 
沿岸部に住み続けるのか、集団移転かを
 
議論する時にも同じような問題が生じる。
 
 
 
 
 
 
そういった時に、
 
政府が出した決定と、地元の長による
 
地域住民との調整は本当に大変だと思う。
 
 
 
 
 
でも、震災直後、
 
人はみんな丸裸になった。
 
つまり、肩書き関係なくて、
 
人は助け合って、

思いやって、

ここを乗り切るって。

 
 
 
 
 
 
自分が自分がではなく、
 
地域や、日本、将来の子どもたちのために
 
何を選択するのかって考えていけば、
 
良い選択をしていけると信じています。
 
 
 
 
 
 
長くなるので、
 
次の問いは次の記事に書きまーす。

 

 
 
 
 
ちなみにこの講演の模様は
 
3/2(土)夜9:15~10:13
 
NHKで放送予定だそうです。
 
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