子どもたちの想いに感動!ジュニエコ商店街(仙台)が面白い

子どもたちの想いに感動!ジュニエコ商店街(仙台)が面白い
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あなたが小学校5、6年生の頃、どんな子どもでしたか?

私は、ミニバスケットをやり、子ども会の会長やって、近所の男子に泣かされたり、ファミコンやって弟と喧嘩したり・・・。

 

あんまり何も考えてないで育ってたような気もします。だって、あんまり思い出せることがないんですもん(笑)

 

もし自分が子どもの頃にこんな企画があったら、興味持ってたかなー。当時の私だったらあまり興味示さなかったかも。

 

子どもたちが「会社」を創って「商売」してみようという、第4回ジュニアエコノミーカレッジin仙台に足を運んでみました。

ジュニエコ仙台2014

 

 

ジュニアエコノミーカレッジ、略してジュニエコとは?

5人一組で模擬株式会社を設立し、資本金10,000円(借入金は10,000円まで可能)を元手に子どもたちで商品を考えて制作。その商品を実際に一般消費者に販売し、商売の一通りの流れを体験するプログラム。

 

商工会議所青年部を中心に全国20地域で実施されていて、実社会を体験できるキャリア教育のプログラムとして、全国から注目を集めているとのこと。

 

約4ヶ月間にわたる子ども起業体験プログラム。仕事や会社について学び、会社の設立・役職の決定を行うスタートセミナーから始まり、商品企画、店作り計画、銀行借入プレゼン、ビジネスマナーをジュニエコ合宿で。

 

一番町四丁目商店街の協力のもと販売実践。

 

売上から費用・資産・負債の管理表を作成し、報酬や株主配当を決定。最終的には銀行や株主に事業報告。

 

って、めっちゃ本格的!!!

 

アントレプレナーシップが無いとか言われちゃう仙台において、こういう企画はとってもいい機会になるって感じました。

 

 

一生懸命かつ真剣な子どもたちの想いに感動

全部で9チーム参加しているそうですが、毎年参加したチームはすべて黒字で終了しているとのこと。今回もそうなるといいね!

 

ざっと全部のお店を見て回り、子どもたちに話を聞けたのですが、私が聞いたことに一生懸命答える子どもたちに感涙ですよ(TーT)

 

すんごいしっかり答えてくれるんですよ。今の5、6年生ってみんなこんななの?私の子ども時代、こんなにしっかり答えることできていたであろうか、否、できていなかった!

 

なんだろうね、子ども育てたこと無い私だけど、こうやって自分の子どもが大きくなっていく親御さんの気持ちはいかほどなのかと。

 

子どもたちに余計な口出しはせずに見守りながら応援する、ママさんパパさんたちの姿が、ちょっと心配そうなドキドキ感ありながらも幸せそうな感じがほっこり花丸ですよ!

 

 

例えば、9つの会社のうち、1つの会社だけが「ふりかけ」一本勝負していた会社がありました。

 ジュニエコ仙台Freeかけ

社長にお話を聞いてみたところ、いろいろ教えてくれましたよ。

 

私:どうして「ふりかけ」に絞って売ろうと思ったのですか?

社長:毎日食べるご飯の上にかける「ふりかけ」でふるさと宮城のことを思い出して欲しいという想いから「ふりかけ」にしました。

 

ーぐお?!想いがしっかりこめられてるよ!

 

私:「Freeかけ」という名前はどうやって決めたんですか?

社長:ふりかけでもお茶漬けでも食べられるということで、「自由」という意味であるFreeをつけました。

 

ーこのネーミングセンスはどこで培ったんじゃい!!!

 

私:一番苦労した点は何でしたか?

社長:「Freeかけ」の商品開発です。ふりかけでもお茶漬けでも食べられるようにとのことだったので、どちらでもおいしい味にするように工夫するのが大変でした。

私:一番楽しかった点は何でしたか?

社長:えびふりかけの商品開発です。勝山館さんと商品開発したのですが、このえびふりかけは一発で決まったので楽しかったです。

 

ーちゃんと商品裏の勝山館の名前見せながら話すとは、やるのう社長。

「Freeかけ」試食して美味しかったので、他のえびふりかけとずんだふりかけも合わせて三点お買い上げ。

 ジュニエコ仙台ふりかけ3つ

ずんだを使ったことといい、商品に宮城のものを使うという地域へ貢献しようというこの想い、誰を見て育つとこうなるんじゃろうか、素晴らしいっす。マジで。

 

 

また、レシピから自分で考えて「パティスリーミティークさん」と共同開発で商品化したという「おふラスク」

宮城の油麩を使ったスイーツになってますよ。

 ジュニエコ仙台おふラスク

地元のものを使って商品を作りたかったと話していました。

 

あと気になったのが、生わかめのロールケーキ。

わ、わかめのロールケーキって、いったいどんな味なんじゃと思って買ってみましたよ。

早速食べた!!塩スイーツみたいにわかめの塩が良いアクセントになってる!!

ジュニエコ仙台わかめロール

これまた社長にインタビュー。

私:なぜこの商品を売ろうと思ったんですか?

社長:復興絆ロールということで、売上を被災地の方へ寄付するようにしたのと、三陸のわかめを使うことで復興の応援になると思いました。

 

ー自分のことしか考えていないオトナに聞かせてあげたいよ(泣)どうやったらこんな子育つんですか、ママさん!!!

 

子どもたちの個人情報にも絡むので子どもの写真は載せられないのですが、どの子どもたちも一生懸命で真剣。そんな子たちの表情を見ているだけでも、胸がいっぱいになりましたよ。

 

 

ジュニエコ仙台は今年で4回目とのことだけど、こういう企画はとってもいいなって思いました。

 

地域が地域の子どもたちを育てていく一つのモデルだと思います。

 

子どもの頃から商売の仕組みや大変なところ、人に喜んでもらえる嬉しさがわかっていれば、両親が働いてくれていることへの感謝の気持ちが実感としてわくだろう。

 

将来仕事をするということへの変な刷り込み(お金へのブロック、仕事は苦しいだけ)が起こらなくて済むかもしれないし、将来の夢を考える土台にもなるかもしれない。

 

地域のものを使ってビジネスをするということへも意識が高くなるだろうし。

 

子どもの将来の可能性がどんどん広がっていく期待感いっぱいのイベントだなと感じました。

 

一番最初にジュニエコ仙台に参加した子たちは今は高校生ぐらいなのかな。その後どんな風に成長していっているのかも気になるところでもあります。

来年はできればスタッフとして関われるように、私も子どもたちに背中を見せられるオトナの一人として、もっともっとガンガンいこうぜでやっていこうと思います!!!

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

関連サイト:

ジュニエコ仙台ホームページ

ジュニエコ仙台Facebook

ージュニエコ運営スタッフ募集中とのことです。興味ある方はサイトを参照。

勝山館

パティスリーミティーク

ーFreeかけは勝山館さん、おふラスクはパティスリーミティークさんと子どもたちの共同開発商品

パティスリーくりこ

ーロールケーキをパティスリーくりこさんから販売許可を子どもたち自身が取り、仕入れ販売

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