サンデル教授白熱教室@東北大(4)全員合意?早く進める?

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前の記事に引き続きまして、
 
マイケル・サンデルの白熱教室@東北大学
 
です。
 
 
 
 
 
最後の問い
 
復興について
 
 

全員が合意して進めるべき
 or
多数決でも早く進めるべき

 
 
 
 
 
復興を進めていく上で、
 
いろんな話し合いがなされているわけですが、
 
なかなかまとまらず、それが原因で進まない
 
という状況が発生しています。
 
 
 
 
 
 
あなたはどちらを選択しますか?
 
そして、どんな理由からですか?
 
 
 
 
 
会場の回答結果は、
 
「多数決でも早く進めるべき」が
 
多いという結果でした。
 
 
 
 
 
 
私の選択は「多数決でも早く進めるべき」です。
 
全員が合意するまで待っていたら、
 
復興が進まないと考えているから。
 
 
 
 
 
 
正解が何であるのかわからない状況で、
 
全員の合意形成をするのは不可能です。
 
 
 
 
 
7割がた固めたら進める。
 
進めていく中で、常にチェックして、
 
改善しながら進めていくことができればと、
 
考えるわけです。
 
 
 
 
 
それに、関東地区での大きな震災も、
 
起こる可能性がある中で、
 
いつまでも復興を進めない状況でいるのは、
 
とても危ういなと感じるわけです。
 
 
 
 
 
 
もし、今の状態で他の地域で大きな震災が
 
生じることになれば、
 
さらに厳しい状況になることが予想されるから。
 
 
 
 
 
復興を進めていく中での話し合いがうまく
 
いかない原因は、
 
共通のビジョンが共有できていないのでは?
 
とも感じます。
 
 
 
 
 
どこをゴールにしているのか、
 
そこが共有されていなければ、
 
さらに意見がわかれてしまうから。
 
 
 
 
 
 
人はみんな同じです。
 
服を着て、ものを食べて、家に住む。
 
そのために、仕事をし、社会と関わって
 
生きていく。
 
そして、みんないつかは死ぬわけです。
 
 
 
 
 
 
この生きていくというレベルで、
 
みんながより良い状態になれるのは?
 
って、共通の最大幸福の落ちどころを
 
探していくことができたなら、
 
共通に理解することができるのではと思います。
 
 
 
 
 
 
当事者として、
 
復興を現実の問題として捉え、
 
考え、行動していく。
 
様々なことを改めて考えることができた
 
貴重な場だったなと。
 
 
 
 
 
 
普段から、自分の考えはどこにあるのか、
 
考えて、行動に反映していこうと思います。
 

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