復興、そして地域活性にはまちの問題解決=まちづくり【SENDAIforStartups!2015感想】
人を応援するチカラが復興を加速する【SENDAI for Startups! 2015へ行こう】
で予告していたとおり、2月8日に開催された「SENDAI for Startups!2015」に参加してきました。
「日本一起業しやすいまち」の実現を目指している仙台市ですが、その担い手は誰なのか?
言わずもがな仙台に住んでいる私たちなわけです。そのことを再実感、そして新たなる視点を得ることが出来た1日でした。
Contents
伊達武将隊の華麗な舞からスタート
伊達武将隊、会場オープン前に入口で遭遇したのですが、
間近で見たのは初めてだったかも^^;
司会者はタケタケコンビ
MAKOTOの竹井さんとIMPACT Foundation Japanの竹川さんが司会ということで、タケタケコンビ。
参加者1000人を目指して動いていた竹井さんたち、結果は738人だったけれど、これは地方では最大の起業家応援イベントとなったそう。
3日前で600人って聞いていたので、駆け込みで130人増えたってこと(@_@;)
Facebookでの主要な方々の拡散協力をもっと早くから得ることができたら、1000人行ってたんじゃないかな。
来年もあるかもしれないから、次回は1000人確実かな。
そのためには、この終わったばかりの間に次回への仕込みを大きなところにお願いしておくのが良さそう。
震災きっかけで生まれたLINEのCEO森川亮氏の話
震災の時、私自身はFacebookはアカウントはあったけれど、本格的には使っていなかった。
Twitterで母や親戚の安否を知りたくて情報集めしてた。
離れてて会ったこともない方から応援のコメントやリツイート、メッセージに感謝するばかりだったな。
そんな震災直後を過ごしていた私をよそに、森川さんたちはLINEをごにょごにょと作っていたわけで、着手してから1ヶ月半でできちゃったわけで。
今や単なるメッセージツールではなく、コミュニケーションを介して、様々なサービスを展開するLINE。
森川さんのお話で自分のビジネスにも置き換えようって特に思ったのは・・・
・考えた人が良いと思うものを出して、ユーザーの反応を見る
・お客様の半歩先を行く感じで、お客様が欲しいと思うものを作る
・コミュニケーションがどうなっていくのか、どうあるべきかを描き、本質的なことからどういう価値を提供するのかを考える
Twitterで質問を受け付けていたので、
お客様の半歩先を行く時に意識しているものは何ですか? #sendai4startups
— 佐藤愛 (@lemur314) February 8, 2015
を質問してみたら、取り上げてもらえたよ。
竹川さん、ありがとう(*´ェ`*)
回答としては、
女性向けのサービスを作るなら女性、若者向けのサービスを作るなら若者というように、意見する人を合わせてる。
で、意思決定する人に対して、半歩先をみるようなエンパワメントしてるそう。
質問回答の時間的に難しかっただろうけれど、そのエンパワメントのもうちょっと掘り下げたところ知りたかった。
続いては、東北の起業家によるプレゼンテーション。
5名の起業家が登壇しました。
ストーリーある話が印象に残った東北の起業家によるプレゼン
そのうち気になった方々は、
株式会社47PLANNINGの鈴木賢治氏
株式会社せんの水野千夏氏
株式会社みちさきの菊地守氏
まずは、47PLANNING鈴木さん。
鉄拳王からのスタートで、鉄拳仲間に声かけて起業しちゃうってとこもインパクトあった(笑)
・地域活性×ビジネス
・復興は元通りにするのではダメ
・地方に元からあるいいものを知ってもらって、戦えるステージにあげる
ってのが、共感するポイントがたくさんあった。
次は、せんの水野さん。
秋田美人を産業化するために、会える秋田美人「あきた舞妓」によって、秋田の魅力を伝導していく。
起業に挫折して引きこもりでも、絶対に諦められない理由【破】
に書いたけれど、私の名前「めぐみ」の「ぐ」が持つ意味のひとつ、「過去のものの価値を見出す」なので、古くからあるものに価値をつけていくってことには興味がある。
そのため、水野さんがやろうとしていることはとっても面白いなって感じたし、情報発信が必要って私と同じこと思ってるのもなんか嬉しかった(*´ェ`*)
続いては、みちさきの菊地さん。
今関わっている復興起業家白ひげが農業に踏みだそうとしているので、みちさきのビジネスモデルは参考になるなって思って聞いてました。
農業を守っていく一つの方法として、農業を出来る人を育成していく。それによって、誰にでもできるカタチにしておく。
継承できるものになっていないと、継続的に展開することが出来ないからね。
最後に株式会社トライポッドワークスの佐々木賢一氏のお話。
佐々木さんとは震災直後にお会いして、SE辞めてからはしばらくお会いしていなかった。
でも、予想外なところでトライポッドワークスの製品に出会った時、これがファンがいる証なんだなと思いましたよ。
佐々木さんが影響を受けた御三方のお話が出てた中で、
宮城大学初代学長の野田一夫氏の言葉が印象に残った。
リスクとは勇気を持って為すものだと。
普通の人はリスクがあると行動しないことでリスクを避けようとするけれど、一番のリスクは変化・成長しないことなのだよね。
リスクについての新たなる意味付けをいただきましたよ(*´ェ`*)
休憩の後、SENDAIforStartups!ビジネスグランプリ2015のファイナリストのプレゼン。
東北らしい多様性あるビジネスプラン
8名のファイナリストによるプレゼンが、ライトニングトークスばりに繰り広げられておりました。
面白いなって興味持ったのは、
株式会社AI・DEAの小林さんの話。
ダンボール使ってどんな野菜も育てられるって、白ひげのビジネスにも活用できそうだって思ったので。
結果は、
ビジネスグランプリ大賞(300,000円)
株式会社AI・DEAの小林さん
優秀賞(100,000円)
株式会社仙台秋保醸造所の毛利さん
ヤグチ電子工業株式会社の渡邊さん
女性起業家特別賞(100,000円)
ひよこ会の青野さん
学生起業家特別賞(100,000円)
i’cataの渡邊さん
奨励賞
笑むSTYLEの川村さん
島津麹店の佐藤さん
東北マイクロテックの元吉さん
みなさま、おめでとうございました。
総評で審査委員長な方がおっしゃっていましたが、
革新性、収益性、実現可能性、社会性のポイントで審査したけれど、全部にクリアしたものは無かったそう。
ただ、東北から72件のビジネスプランが出てきて、多様であり東北らしさが出ていたとのこと。
審査基準に継続性が入っていないのは、判断する側が難しいからなのかな。
起業することだけじゃなく、継続的な事業展開も視野に入れてってできるとさらにレベルあがりそうだ。
まとめ
これまでは、ビジネスの軸を考える時、
お客様の問題×自分のできること×自分のやりたいこと
この3つを満たすものでまだ提供されていないものって考えていたけれど、
地方から起業する場合は、「まちづくり」っていう視点は抜きに出来ないなと。
都心部とは違って、町自体が無くなるかもしれないという状況にある地方は、地域活性が必須であるし、どこを盛り上げていかなければならないのか、つまりどこを守っていくのかってことが必要になってくるから。
また、懇親会で登壇者の何人かと話をすることが出来たけれど、やっぱり製品やサービスを作ることは重視するけれど、どうやってお客様に知ってもらうのかっていうところは、まだまだこれからというところを聞いていると、情報発信、特にお客様の共感を生み出すストーリー発信が大事だなと強く思いました。
まちづくり×起業×ストーリー発信
という観点で自分のビジネスをもっかい見直そうっと(*^_^*)
もちろん、まちづくりという視点で捉えたら、私一人のチカラではできることなんてたかが知れているから。
自分たちが住む街を、自分たちのチカラで盛り上げていきたい、将来へ繋いでいきたい。
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