ディズニー映画『インサイドヘッド』に学ぶ、感情をうまく使うには?

ディズニー映画『インサイドヘッド』に学ぶ、感情をうまく使うには?
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感情のふれ幅が大きくて、
自分の感情に振り回されるのが疲れる。

 

もっと、感情をうまくコントロール
できたらと思ったことありますか?

 

私はかつて、自分の感情のふれ幅が
大きすぎて、とっても生きにくいと
思っている時期がありました。

 

楽しい時はとても楽しいのですが、
凹む時はとことん凹む。

 

例えば、会社の上司の言葉をきっかけに、
「なんで、自分はこんなにできないんだろう」
「なんで、こんなにダメなんだろう」
「そういえば、あの時も失敗した」
「この仕事に向いていないんじゃないか」
「周りの人に迷惑をかけている」
「もっと自分の替わりになる人がいれば」
など。

 

脳内Googleがもの凄い勢いで働いて、
過去のダメな自分の経験や感情の記憶を
一気にぶりかえさせるのです。

 

そして、凹むところまで
とことん凹んだら、
ジェットコースター並な勢いで、
復帰する。

 

それがお酒の力だったり、
泣ける映画を見て思いっきり泣いたり、
カラオケで歌ったりと、
ストレス解消のための何かをしてたのです。

 

とにかく、感情の山谷が激しいので、
疲れるわけですよ(~O~;)

 

今は、上のような状況から抜け出し、
ストレス解消のために飲んでいた
お酒は飲んでいません。

 

どうやってこの状況から抜けだしたのか。

 

ディズニー映画「インサイドヘッド」を
観てきたので、物語と絡めてお届けします。

 

なぜ、感情は必要なの・・・?

映画「インサイドヘッド」のサイトより。

 

ストーリー

いつでも笑っていたいのに、
なぜカナシミは必要なの?

11才の女の子、ライリーの頭の中に
存在する5つの感情たち—
ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、
そしてカナシミ。

彼らは、ライリーを幸せにするために
奮闘の日々。
だが、ライリーを悲しませることしか
できないカナシミの役割だけは、
大きな謎に包まれていた…。

そんなある日、見知らぬ街への
引っ越しをきっかけに不安定になった
ライリーの心が、感情たちにも大事件を
巻き起こす。

頭の中の“司令部”から
ヨロコビとカナシミが放り出され、
ライリーは2つの感情を
失ってしまったのだ!

このままでは、ライリーの心が
壊れてしまう!

果たして感情たちは、ライリーの危機を
救うことができるのだろうか?

そして、カナシミに隠された、
驚くべき<秘密>とは…?

カナシミの役割については、
ネタバレになるのでここでは触れません。

 

この物語に登場する感情は5つ。

インサイドヘッド、ヨロコビ

〈喜び〉の感情 ヨロコビ
【役割】ハッピーな気持ちにさせる
【特技】面白い遊びを思いつく
【欠点】たまに空気が読めない

 

インサイドヘッド、カナシミ

〈悲しみ〉の感情 カナシミ
【役割】???
【特技】みんなを盛り下げること
【欠点】自分のネガティブ発言に落ち込む

 

インサイドヘッド、イカリ

〈怒り〉の感情 イカリ
【役割】怒りを爆発させる
【特技】売られたケンカは絶対買う
【欠点】一度切れたら止められない

 

インサイドヘッド、ムカムカ

〈嫌悪〉の感情 ムカムカ
【役割】嫌なものを遠ざける
【特技】イカリを挑発すること
【欠点】気分屋で文句が多い

 

インサイドヘッド、ビビリ

〈恐れ〉の感情 ビビリ
【役割】危険や恐怖から身を守る
【特技】「今日のキケン度」予測
【欠点】いつも隕石の落下を心配している

※画像はインサイドヘッドのサイトより

 

この映画の設定にもあるように、
感情役割を持っています。

 

物語の中で、ヨロコビとカナシミが
居なくなっちゃうわけですが、
喜びも悲しみも感じない状況、
想像できますか?

 

私は似た経験をしたことがあります。

 

「もし、うまくいかなかったらどうしよう」
「これが出来なかったらどうすれば」
「なんで自分で決めたことが思うように
 できないんだろう」
などなど。

 

起業で挫折を経験し、
引きこもりになる前、これらの不安や
自分への自信のなさを感じないように
するために、感情に蓋をしたのです。

 

頭に不安がよぎったら、かき消して、
見ないようにして、とにかく目の前の
作業をやる。

 

でも、これをやればやるほど、
だんだんと苦しくなってきました。

 

自分の頭と心とカラダがバラバラな感覚。

 

頭では前に進めと指令を出すのに、
心ではブレーキを踏み続けていて、
次第に以前できていたことも、
出来なくなっていったのです。

 

そして、気づいた時には、
自分の感情が感じられなくなってました。

 

不安つまりビビリを抑えこんだら、
ヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、イカリ、
みんな居なくなっちゃったような状態に。

 

人は感情を手に入れるために動く

人は感情を手に入れるために動きます。

 

そして、物語の中でも描かれてるように、
どんな感情も自分の身を守ったり、
幸せにするために存在しています。

 

なので、感情は自分が行動する時の
キーになります。

 

よく将来の夢を考える時に、
金持ちになりたい!という方を
見かけます。

 

それは、金持ちになることによって、
得られる感情が自分にとって、
幸せをもたらすものだと信じているから。

 

実際には、金持ちになることで、
どういうことをやって、
どんな感情を手にしたいのかを描いていないと、
本当になった時に幸せを感じることが
できないケースがあります。

 

それまでに手にしたことのない大金を
手にしたら、今度はお金を奪われる、
失う不安に苛まれる人がいるのはそのためです。

 

感情の振り幅を無くそうと、
感情を抑えてしまうと、
感情自体感じなくなります。

 

それによって、幸せを感じることも
出来なくなってしまいます。

 

感情の振り幅があったっていいじゃない〜

実は感情は一瞬です。

 

ずっと凹んでいる状態が続くのは、
一瞬の感情をトリガーにして、
過去の経験や感情の記憶から、
追体験を繰り返すから長く続くのです。

 

なので、長く続くケースではなく、
一瞬の感情を感じる分の振り幅は、
感情が豊かだって捉えればいいのです。

 

凹んだ時や、不安を抱えている時に
感情が長く持続したようになるのを
防ぐには、そんな時は深堀りしない。

 

例えば、失敗を叱られて凹んだ時。

 

あ、今凹んでるんだなって一瞬を
味わったら、そこではごちゃごちゃ考えない。

 

何故なら、その状態で考えると、
上記のような脳内Googleが起動するから。

 

なので、凹んだらまず、
気持ちをフラットな状態に戻すこと。

 

大抵はカラダが萎縮している状態なので、
カラダを動かしてみること。

 

運動するまでもなく、
背伸びをしてみたり、スキップしたり、
ジャンプしたり、
陸上選手が1位でゴールした時の
格好をしてみたり、
とにかくカラダを開くこと。

そして、ゆるめること。

 

で、気持ちが変わったら、
冷静な頭で状況を分析すればいい。

 

なんで、自分は〜ではなく、
次、うまくいかせるには?とか
どうすればできるようになる?とか
前に進めるようになることを考える。

 

挫折を経験した時も、
これを知っていたのに、
んなもんすっ飛ばして、
感情は無視しちゃおうって思ったぐらい、
自分を追い込んでいたんだなって、
今ならわかります。

 

感情をうまく使えば、
行動を加速することもできるし、
長い時間答えの出ないことで
ごちゃごちゃ悩まなくても
済むようになります。

 

この感情をうまく利用して、
前に進めるようにしているのがふりかえり。

 

そのふりかえりを自分でできるようにして、
目標に向かって進む自分の習慣を
変えていく考え方を身につけることもできます。

 

自分の感情とうまく付き合いながら、
前に進んでいきたいと考えているなら、
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